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経験者が語る!仮面浪人をおすすめしない5つの理由

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こんにちは、しろくまです。

 

受験生や大学生の皆さん、「仮面浪人」って聞いたことありますか? 

「何それ?」「知らない」っていう方は、どうぞ、そのまま進学した大学でキャンパスライフを謳歌してください。

 

ただ、マスコミ関係を目指している人の中には割と多いと思うんですが、早稲田や慶応、東大、いやせめてMARCHじゃないとマスコミに就職できない、と縛られている人っていますよね?

大学受験で志望校に受からなかったらもう就活も厳しい…なんて悶々と落ち込んでる人もいると思います。

 

大学時代の私もそうでした!!

 

そんな時にネットで知ったのが「仮面浪人」でした。

滑り止めで受かった大学に在籍しながら、志望校を目指して受験勉強する。

合格したらあこがれの大学に進学できるし、落ちても今の大学で進級できるからリスクが少なくていいよね、なんて思って仮面浪人の世界へ足を踏み入れました。

 

ところが、見事に沼にはまって、現役時代、大学1年、大学2年…と結局3回受験しても行きたい大学には受かりませんでした。

 

結論から言うと、仮面浪人はおすすめしません!

デメリットが大きすぎるからです。

 

ネットには仮面浪人で成功した方の体験談や仮面浪人を応援する内容の記事もたくさんあります。

 

でも、私はあえて失敗した立場から書きたいと思います。

自分のように苦しい思いをする人を一人でも減らしたいからです。

 

この記事は

  • 志望校に合格できなくてこれから仮面浪人しようかなって思っている人
  • 今まさに仮面浪人中の人
  • 既に仮面浪人をして残念ながら不合格だった人

など、とにかく仮面浪人で悩んでいるすべての人に向けて、仮面浪人で失敗した私の経験談を紹介します。

 

 

仮面浪人生活はとにかくつらかった

はじめに、私の高校時代、そして仮面浪人時代のことをお話します。

 

高校時代は国立大志望で撃沈

私は高校時代、文系の国立大学を志望していました。

田舎の進学校だったので国立大を目指すのが一般的で、私も経済的な理由から、親からは「国立大に入って」と言われていました。

今思えば、理数科目がまるっきりダメな私が国立大に入れるわけがなかったんですが…。

 

そして、国立大の受験結果は不合格。

センター試験の併願で、あるFランク私立大をすべり止めにしていたんですが、見事にそこしか受からなかったんです。

経済的な理由から浪人という選択肢ははじめからなかったので、都内にあるその大学に進学しました。

ただ、受験を終えた後、「私立文系に絞って勉強していれば、もっと上の大学にいけたのに…」という後悔がありました。

 

Fランク大で周りと温度差を感じる

その気持ちは、大学に入学してからますます強くなりました。

マスコミ志望だった私は、大学のスポーツ新聞サークルに入ったり、某テレビ局のイベントスタッフのバイトをしたりとそれなりに充実した時間を過ごしました。

 

ただ、メインの大学生活で人間関係がうまくいかず、周りに溶け込めませんでした。 

田舎からでてきたばかりの私は、見た目もパッとしないし、都会育ちのクラスメートとの会話についていけなかったりと変に浮いてしまいました。

当時、授業中に騒いでいる幼稚な男子学生が目に付き「ここは動物園か?」と思って気がめいりました…笑

 

私が周りに将来の夢を話すと

「え?うちの大学でマスコミに入れるわけないじゃん」

「大学入ったばかりなのにもう就活の話?」

というような反応をされてとてもショックでした。

 

人間関係がうまくいかなかったことに加えて、授業のレベルも周りの学生のレベルも低く感じられ、次第に大学に通うことがつらくなってきました。

だんだん、周りが言うように「ここじゃマスコミに就職できない…」と思うようになり、この大学に入ったことを後悔しました。

 

大学1年の秋に仮面浪人を決意

そんな中、私が仮面浪人をしようと決意したのは1年生の秋でした。

「今の大学よりもっとレベルの高い大学に行きたい」という思いから、ネットで編入試験や再受験について調べているうちに「仮面浪人」という言葉に出合いました。 

「これなら合格して1から大学生活をやり直せる!」と思ったら、「もう自分にはこの道しかない!」と妙に仮面浪人が魅力的にうつりました。

 

そして、現役時代から漠然とあこがれがあった早稲田大学を目指すことにしました。

マスコミ=早稲田というイメージが強く、早稲田について調べれば調べるほど「ここしかない!」と魅かれていきました。

 

ただ、すでに季節は秋。「今回はとりあえず雰囲気を味わうだけでも受けてみようかな」と軽い気持ちで受験し、もちろん不合格。

2年生に上がる時に、「1年間しっかり勉強して挑戦しよう!」と決めて本格的に仮面浪人生活に突入しました。

 

仮面浪人生活はつらかった

両親には最初は反対されましたが、繰り返し熱意を伝え、早稲田に合格したら進学する許可をもらう変わりに、不合格だった時に3年生に進級できないと困るので、大学の単位も最低限取ることを約束しました。

周りにも仮面浪人するということを告げて、バイトやサークルを辞め、大学の友人の輪から抜けました。

 

背水の陣で臨んだ仮面浪人でしたが、想像以上につらかったです。

大学の授業は、3年生に進級できる単位を計算して最低限に絞りましたが、それでも週3〜4日は大学に通わなければなりません。

単位取得自体はそれほど大変ではなかったんですが、グループの輪から抜けたので、知り合いと顔を合わせるのがつらかったです。

中には一緒に行動してくれた友人もいましたが、サークルもバイトも辞めた私は、大学生活を楽しんでいる友人たちとは話が合わず、相手に気を遣わせているのも苦しかったです。

 

前期はそんな生活を我慢しましたが、後期はノートを友人に頼んで授業を欠席したり、なるべく人と接しないようにして受験勉強に集中しました。

でも、家に引きこもっていると、ネットを見てしまったり、SNSで高校時代の友人が大学生活を楽しんでいる姿を見て自分と比べて悲しくなったり…。

受験が近づくにつれて人と会わずにいる時間が長くなり、コンビニやスーパーの店員さんからレジでお釣りをもらう時しか言葉を交わさない日も続きました。

社会からどんどん隔離されていくようで、勝手に落ち込んでいました。

 

それでも毎日8時間、自分なりに猛勉強して受験に臨みました。

結果、2度目の挑戦も結果は振るわず不合格でした。

 

落ちた後ももちろんつらかった 

仮面浪人でこんなにつらい思いをして臨んだ受験。落ちた時も本当につらかったです。

 

幸い大学の単位は順調に取れたので3年生に進級できました。

でも、大学には居場所がなく、メンタルがかなりやられて一時期引きこもりました。

人と会うのが怖くなり、このまま大学にいても仕方ないと何度も退学を考えました。

 

それでも、なんとか、大学生活に復帰して無事に卒業しました。

ただ、就職してからしばらくは、仮面浪人の失敗が少なからずつきまといました。

職場の同期や先輩に大学時代のことを聞かれた時に少し困りました。

半分は大学生だったのでサークル、バイト、インターンシップなどで経験したことを話しましたが、他の人に比べると、いまいち深い話はできず表面だけの話題になってしまいました。

大学を卒業して10年たつ今でも、たまに大学時代の話題になると少しだけ憂鬱になります。

 

ここまで読んでくれた方へ

つらい話ばかりなのに、ここまで読んでくれてありがとうございます。

読むのもしんどかったですよね。

 

仮面浪人時代はつらかったですが、私は今では希望の仕事に就いて働いていますし、幸せです!

だから、もし仮面浪人に失敗して今これを読んでいるあなたにも、今からやり直せるということを知ってほしいです。

 

仮面浪人に失敗した時の対処法は別の記事にまとめたので、良かったら読んでください。

 

 

www.shirokumalife.work

 

 

仮面浪人をおすすめしない理由

私の体験談から、仮面浪人はメリットに比べてデメリットの方が圧倒的に大きいことがわかってもらえたと思います。

ここでは、おすすめしない理由を具体的に5つにまとめました。

 

二足のわらじはつらい

仮面浪人は、受験勉強をしながら、大学の授業に出席して単位を取らなければなりません。

定期的に課題を提出したり試験の勉強もします。

でも受験生にとっては、大学に通う時間や授業の時間って無駄ですよね。

 

また、私もそうでしたが、実家を離れて一人暮らしをしている人は家事や掃除も自分でやらなければなりません。

普通に浪人している受験生に比べると、明らかに受験勉強に使える時間が少なくなります。

 

そして、私の体験談でも書きましたが、大学によっては一定の単位を取得しないと進級できない場合もあるので、授業や試験を受けずに受験勉強に没頭していると留年してしまうこともあります。

 

仮面浪人は、大学の単位も受験も両方落とす可能性があります。

 

受験に集中できる環境ではない

大学生活は楽しいことがたくさんあります。

受験勉強の縛りから解放され、サークルやバイト、恋愛など、キャンパスライフを楽しんでいる友人たちを横目に、仮面浪人生はひたむきに受験勉強をしなければなりません。

 

私も仮面浪人時代、自分だけが違う世界にいるような気持ちになりながら孤独に勉強していました。

「仮面浪人なんてやめて今の大学を楽しもうかな」と思ったことも何度もありました。

 

はっきり言って、仮面浪人はけして受験に集中できる環境ではありません。

こうした環境に身を置きながら受験勉強に打ち込むのは、並大抵の精神力では難しいです。

楽しい大学生活の誘惑に負けて、仮面浪人をあきらめる人もたくさんいます。

 

とにかくお金がかかる

単純な話ですが、仮面浪人は在籍している大学の学費を払わなければいけません。

私立文系の私の場合は、年間100万円くらいはかかりました。

落ちた時の保険料としてこの金額を払う、受かったら辞める大学なのにそこまで支払うのは無駄に思えますよね。

 

また、受験対策のために予備校に通う場合も、出費は莫大に膨れます。

私はインターネットの塾を利用しましたがバイト代が全て消えました。

そして、志望校の受験料も結構な額ですよね。

私はどうしても早稲田に入りたかったので、複数の学部を受験し、受験料だけで15万円以上はかかりました。

 

それでも合格できれば、必要な経費だったと思えるかもしれませんが、落ちた時のむなしさははかりしれません。

 

成功する人はほんのひとにぎり

インターネット上には、仮面浪人で成功した人たちの体験談が載っていますが、成功する人はほんのひとにぎりだと思います。

その影で泣いた人たちがどれほどいるでしょうか。

 

以前調べた時に、仮面浪人で成功する人は10%に満たないという情報を目にしました。

10人に1人いるかどうか、です。

仮面浪人時代、ネットで情報交換していた仮面仲間で合格した人もいましたが、もともと志望校に合格する学力があって、大学に籍を置きながらも休学したり、単位を取らずに留年覚悟で受験勉強に専念していました。

 

多くの場合は、大学との両立の難しさや周りの誘惑に勝てずに仮面浪人を途中で断念するようです。

また、残念ながら私のように受験しても不合格になる場合もあります。

成功するためには、相当な努力と覚悟、そして学力が必要になります。 

 

不合格だった時にとてもつらい

体験談でも書きましたが、仮面浪人自体もつらかったし、不合格だった時はますますつらかったです。

 

私はご飯が食べられなくなったり、メンタルを病んでカウンセリングを受けたりしました。

元気になって大学生活に復帰するまでには少し時間がかかったし、大学の友人たちとも距離ができてギクシャクしてしまいました。

 

自分で選んだ道ですが、もし仮面浪人せずに大学生活を楽しめていたら、また違った経験ができたかもしれないと思うと悔しさもありました。

何より、頑張っても合格できなかったという挫折感はなかなか消えてはくれず、当時の学歴コンプレックスは一層強くなりました。

 

仮面浪人は、受験に落ちてもそのまま元の大学にいることができるし、それが唯一のメリットですが、辞めようと決意した大学に戻るのは、それなりにつらい思いをします。

 

まとめ

というわけで、仮面浪人についての経験談とおすすめしない理由を紹介しました。

何度も言いますが、仮面浪人はおすすめしません。受からなかった時のデメリットが大きいからです。

これから仮面浪人しようかどうか悩んでいる方の参考になれば幸いです。

そして、仮面浪人をして希望の大学に進学できなかった方、失敗してこれからどうしようか悩んでいる方も、今はつらいと思いますがどうか乗り越えてください。

私は仮面浪人をして、時間とお金をたくさんかけて、周りにたくさん迷惑をかけて気付いたことがあります。

長い人生、失敗から学ぶことこそが大事ですし、ここからでも新しい道に進めます。

どうか、自分の道を切り開いてくださいね。