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地元の会社で働いて10年目の私が実感する地元就職のメリットとデメリット

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こんにちは、しろくまです。

 

就活生の皆さん、就職先を考える時に働く場所のイメージはありますか?

 

私は高校まで地方の田舎で育ち、都内の大学に進学しました。

大学卒業後は地元の新聞社に就職しましたが、就活中に悩んだことがあります。

 

それは、「地元と都会どっちに就職しようか」ということです。

地方出身の就活生であれば、誰でも一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

 

私は大学時代、都内の大手新聞社やテレビ局などを志望していましたが、最終的に地元の地方新聞社に縁があって働くことになりました。

 

地元も都会も、どちらにもメリット・デメリットがあります。

実際、私自身も地元に就職して10年が経ちますが、それはよく感じます。

ただ、私は地元に就職して良かったと思っています。

 

そこで今回は、地元に就職して10年目になる私が感じる地元就職のメリットとデメリットをお伝えします。Uターンを考えている就活生の方、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

地元の会社に就職した私が実感する地元就職の5つのメリット

家族と一緒に暮らすることができる

地元の会社に就職すると、実家で家族と一緒に暮らすことができます。

両親や祖父母、きょうだいなど昔から自分を支えてくれた家族がそばいると安心できますよね。

 

私は大学時代は上京して一人暮らしをしました。

振り返ると、大学4年間は家族に縛られずに自分の好きなことを好きなだけできる、自由な時間でした。

 

ただ、学生と社会人では生活が全く違います。

大学時代は寝坊して授業に多少遅刻したり、前の日に友人と遅くまで遊んで疲れていたり、二日酔いや体調不良でたまに学校を休んだりしてもそれほど支障はなかったはずです。

でも、これが社会人で働く立場になると遅刻や欠勤は許されません。

 

私は地元就職して結婚するまでの5年間を実家で暮らしましたが、毎日ご飯を作ってくれて仕事に送り出してくれる家族の支えがあったから、仕事に集中することができたと思っています。

特に病気やけがをした時に家族が看病してくれたことは本当に感謝しています。

 

また、当然ながら一人暮らしの場合は出費がかかりますよね。

都会だと家賃も高いし、電気ガス光熱費もかかります。

その点、実家暮らしなら無駄な出費がないので貯金がしやすいこともメリットになります。

 

気心の知れた友人とすぐに会える

昔からお互いをよく知っている地元の友人は、一緒にいて居心地がいいですよね。

そんな友人にも会おうと思った時にすぐに会えるのが地元に就職して良かったことの一つです。

 

都会に就職した場合、地元に帰省するのは年末年始やお盆など年に2回程度になります。

そして、そのまま都会で結婚して家庭を持つと、地元の友人と会う機会はますます減ります。

実際、県外に就職した友人に会えるのは年に1、2回ほど。中にはなかなか連絡を取らずにいるうちに、お互いの結婚式以来会っていないという友人もいます。

SNSや年賀状のやりとりなどで近況を知ることもできますが、気心の知れた友人とはできれば会って直接話をして楽しい時間を過ごしたいですよね。

 

それに比べて、地元で就職して結婚した場合は、お互い子どもができてからも家族ぐるみの付き合いを楽しむこともできます。

私も地元に就職したことで、昔からの友人とは旦那さんとも何度も会ってお話させてもらったり、子ども同士が同学年で一緒に遊んだりと気軽に付き合える関係が続いています。

 

住み慣れた場所は安心感がある

生まれ育った場所は、それだけで安心感がありますよね。

地元が山や海、緑豊かな自然に囲まれた田舎であれば、都会にはない安らぎを感じることもできると思います。

 

私は車通勤ですが、毎日仕事に向かう道も昔から知っている慣れた道です。

取材でいろんな場所にいきますが、土地勘があるので道に迷ったり、場所がわからず不安になったり、ということはほとんどありません。

 

住めば都とは言いますし、スーパーやコンビニ、飲食店、病院など、生活していく中で徐々に覚えていくと思いますが、都会の場合はやはりその土地の生活になれるまで時間がかかります。

例えば「急に体調が悪くなったけど、どこの病院に行ったらいいのか」「そろそろ髪を切りたいけど、美容院はどこがいいんだろう」など、知らない土地での生活では悩むことも多いと思います。

 

地元なら、昔から通っているかかりつけの病院があったり、知り合いが勤めている美容院があったりして、気軽に行きやすいですよね。

また、気心の知れた家族や友人がそばにいるので、おすすめの飲食店などの情報がすぐに得られるのも嬉しいです。

 

知り合いが多くつながりも深い

生まれ育った地元での暮らしは、知り合いが多く人とのつながりが深いので、困った時には助けてもらえることもあります。

家族だけじゃなくて親戚も近くに住んでいたり、近所の人も昔から知っている場合が多いので、どんな人が周りにいるのかわかっている暮らしは安心感につながります。

 

例えば、過去にこんなことがありました。

私が住んでいる地域は雪国なので、車が雪に埋もれて立ち往生してしまうこともあります。

困っていると、近所の人が車を押してくれたり雪かきを手伝ってくれてすぐに解決できました。

 

また、うちは夫も地元出身者なので、夫の家族や親戚、友人たちも周りにたくさんいます。

付き合いが深いので、例えば病院で処方箋をもらったら同級生の薬剤師の方の薬局に行ったり、保険の見直しや住宅ローンの手続きなどでも夫の友人や昔からの知り合いに頼むことができました。

 

そして、地方紙で働いていると、記者でありながら、その地域の住民であることも実感します。

取材で訪れた場所をプライベートで活用したり、休みの日に出かけた先で取材相手とばったり会うこともよくあります。

取材相手が自分の家族や友人と関わりのある人というケースもたまにあり、話しているうちに距離が縮まり、会話が弾むというメリットもあります。

 

都会の一人暮らしでは、周りにどんな人が住んでいるかわからなかったり、知り合いも多くないため、何か困ったことがあった時にすぐに頼る人がいないという不安もあると思います。

また、昔からの知り合いがいるのといないとでは、仕事の人脈や幅にも多少影響がある気がします。

私は地方紙記者の仕事で地の利を生かすことができています。

 

人が少なく生活がゆったりしている

地方では人口減少が進んでいます。これは基本的には問題ですが、都会の喧騒に揉まれて疲れた人には、ゆったりとした田舎の暮らしは癒されるかもしれません。

 

私も大学時代は、都会で満員電車を経験したり、人混みにうんざりすることがありました。

住んでいるうちにある程度は慣れましたか、どこに行っても人、人、人という状況は、田舎暮らしが長かった私には時々きつかったです。

 

都会に比べると、人が少ない地方の暮らしは本当にゆったりしています。

商店街を歩いていても人通りは少ないし、道路が渋滞するということもありません。

買い物に出かけても人が少ない時間帯であれば、店内をゆっくり見て回ることができ、人混みに疲れる心配もないです。

子どもと一緒に遊びに行く動物園や水族館も、季節や天候によっては、貸し切り状態ということもあります。

 

また、子育て中の立場としては、子どもには豊かな自然の中でのんびりと育ってもらいたいという思いもあります。

地域に子どもが少ない分、学校の規模もけして大きくはありません。

それは学校でも地域でも子ども一人ひとりに手をかけてくれる環境にもつながると思っています。

都会で大人数の中で揉まれて育つのももちろん良いところがあると思いますが、一人ひとりが主役になれる、地域の宝として育ててもらえることは地方での子育ての良さだと感じます。

 

地元の会社に就職した私が実感する地元就職の3つのデメリット

人とのつながりが窮屈に感じることもある

地元に就職すると人とのつながりが深くなります。

ただ、人間関係が深いことはメリットでもありますが、時にはデメリットにもなります。

 

田舎では、良いことも悪いことも含めて人の言動がすぐに噂話になります。

「○○さんが病気になった」

「○○さんが離婚した」

「○○さんちの子どもが不登校になった」

など、時には知られたくないことも周りの人に知られてしまうこともあります。

こんな話は私が実際に耳にした噂話ですが、本人の立場だったらあまりいい気はしませんよね。

 

また、田舎によくある話だと思いますが、結婚や就職について世話を焼きたがる人も結構います。

私も独身時代は、取材先などから「知り合いの息子さんがまだ独身なんだけど今度会ってみない?」などとよく声をかけられたりしました。

本人にその気があれば別ですが、私は声をかけられる度になんだかあまりいい気はしませんでした。笑

めんどくさく思ったり、余計なお世話に感じたりすることもありました。

 

その人の考え方や性格にもよると思いますが、人とのつながりが深い分、人間関係が少し煩わしく感じてしまうという方もいるかもしれません。

 

娯楽が少ない

地元が田舎の場合、休日に遊びに行く場所が限られたり、趣味を思い切り楽しめないという問題があります。

 

実際、私も友人と会う時はお互いの自宅やカフェ、飲食店ということがほとんどで、出掛ける場所がマンネリ化してしまいがちです。

また、私は学生時代は趣味がライブ参戦で、週に2、3回ライブハウスに足を運ぶこともありましたが、田舎に住んでいる今は好きなバンドのライブに行くことは年に1回程度になってしまいました。

 

他にも、都会で過ごした学生時代は、友人と一緒にテーマパークに遊びに言ったり、美術展を見に行ったり、ひとりでぶらりとデパートや大型店に行くこともできました。

都会の生活に慣れている方だと、田舎での生活は娯楽が限られているため刺激が少なくて物足りなく感じるかもしれません。

 

でもその分、海や川、大きな公園などに気軽にドライブに出掛けたり、自然を満喫することはできるのでアウトドアが好きな方は地方暮らしも苦ではないと思います。

デパートや大型店などは近くにはありませんが、買い物も通販を利用すれば欲しい物を手に入れることができるので、それほど不便ではありません。

 

給料が安い

職種にもよりますが、都会と比べるとどうしても給料は安くなると思います。 

私も大学を卒業して今の会社に就職しましたが、都会に就職した友人よりも初任給がだいたい6、7万円くらい低かったと記憶しています。

年齢を重ねて勤続年数が増えると給料も上がりますが、都会と地方の給料の差はなかなか埋められません。

 

ただ、メリットでもあげたように、実家暮らしをすることで出費を抑えることができたり、田舎の産直施設などで食材を安く手に入れることができるので、生活費は都会に比べるとかからないと思います。

 

まとめ

今回は地方出身の就活生の方に向けて、地元の新聞社に就職して10年目の私が実感する地元就職のメリットとデメリットを紹介しました。

学生時代を都会で過ごした私は、都会での生活も悪くはなかったし、もし都会の会社に就職が決まっていればそのまま残っていたと思っています。

そして、今回デメリットであげたように、生まれ育った場所で過ごすことは良いことばかりでもありません。

それでも地元に就職して10年が経って、私にとってはメリットの方が多いし、今の生活にも満足しています。

今大学生の方も10年後や20年後の未来も想像しながら、ぜひ地元に就職する道も考えてもらえたらうれしいです。